野菜と果物

きゅうり

きゅうりはヒマラヤ原産で、中国経由で渡来しました。胡(西方)から来た瓜ということから胡瓜と呼ばれました。
当初は苦味が強くてあまり好まれず、ようやく江戸末期から明治にかけて栽培が普及しました。90%以上が水分でビタミンやミネラルをわずかに含む程度ですが、さわやかな風味とパリッとした歯ごたえが食をすすめるための野菜と言われています。
調理と食べ方
ビタミンCを破壊する酵素を持っており、ほかの野菜と混ぜてジュースにすると
ビタミンCが多少破壊されます。
そのままでは栄養価が低いですが、ぬか漬けにするとビタミンB1の含有量が
増えます。ぬかのビタミンB1を吸収するためで、10時間で5倍、24時間で10培
の含有量になります。
生で食べるときは、塩をふり、まな板の上でころがしてとげを取ります。
頭部には苦味(ククルビタシン)がありますから切り取ります。
加熱して食べるときは、さっと火を通します。
健康効果
イソクエルシトリンによる二日酔い、胃弱、利尿効果、むくみ取り。
膀胱炎、急性腎炎でむくみのある時、生でかじる、干した皮やつるを煎じて飲む。
しぼり汁・・・脂性の肌の化粧水として使う。
やけど、あせも・・・薄切りにして患部を冷やす。
よいきゅうりの選び方
緑色が濃く、トゲのとがっているもの。
つやが良く張りのあるもの。
太さが均一なもの。
へたの切り口が新鮮なもの。