野菜と果物

レモン

レモンはインドのヒマラヤ西部が原産で、アメリカ、イタリア、スペイン、オーストラリアなどが主産地です。日本へ渡来したのは明治初期ですが、気候が合わず広島、和歌山、四国、九州など、ごく一部でしか生産されていませんでしたが、品種改良などが進み関東の一部でも栽培されるようになりました。
調理と食べ方
  • 果汁は肉・野菜・魚料理のいずれにも、さわやかな香りと風味を加えます。料理の下ごしらえや仕上げに利用すると、塩分ひかえめに調理しても酸味によってカバーできます。
  • 皮は砂糖漬けにして、菓子の材料にします。
  • レモンのビタミンCは壊れやすく、香りもとびやすいため、切り置きや絞り汁の保存を避け、調理は直前がよいでしょう。
  • 香りは皮に多く含まれているので、よく洗って皮をむかないで使いましょう。
健康効果
  • ビタミンCが100グラム中90ミリグラムも含まれているので、風邪予防や肌荒れに有効です。
  • 皮を刻んで木綿袋につめて入浴剤にすると美肌効果が得られます。
  • また、肝臓のはたらきを活発にし、解毒作用もありますから、二日酔いにも効果があります。
  • 酸味の主成分はクエン酸で、体内の疲労物質を分解し代謝をスムーズにして疲労回復に役立ちます。
選び方
  • やわらかく香りのよいもの
  • 濡れたようなつやがあるもの
  • 表皮が滑らかで色むらがなく張りがあって重いもの
  • 輸入品は皮が薄いもの