野菜と果物

にら

1株から10回も収穫でき、いくら摘んでも伸びてくる生命力が、にんにくに匹敵する精力野菜と言われています。
日光に当てないで軟化栽培した黄にら、つぼみと茎を一緒に食べる花にら、冬でも収穫できるグリーンベルトがあります。
調理と食べ方
ギョーザ、炒め物、味噌汁、和え物、卵とじなど。おひたし、スープ、かき揚げにしてもいけます。
にらにはビタミンB1が多く含まれており、体内に長くとどめて効力を持続させる酸化アリルが含まれているため、効率よく料理するとスタミナがつきます。酸化アリルは揮発性で水溶性のため、切ったり洗ったりは手早く済ませましょう。
にらのにおいが苦手の人は、切らないで長いまま袋に入れてレンジで「チン」してから調理をすれば匂いが押えられて甘みのあるにらになります。

にらを生のままできざむと、匂い成分が多く出るので刻み方で匂いの調節が可能です。
健康効果
ビタミンを多く含んでいるので、疲労回復、夏ばて、冷え性、神経痛にも効果があります。
胃のもたれや、つわりには、にらをつぶした汁に牛乳や蜂蜜を混ぜて飲むと効果があります。
血液循環をよくし、古い血を排泄させる作用があるので、打撲の腫れやしもやけには、すりつぶした汁を塗ると良いでしょう。
吐血、鼻血、下血、痔出血、生理不順などにはミキサーなどでしぼった汁を飲むと効果があります。
よいにらの選び方
葉がしなびたり折れたりしていないで、ぴんとしているもの。
緑が濃く、肉厚で葉幅が広いもの。
切り口が新しく、香りが強いもの。