野菜と果物

オクラ

オクラの原産地はアフリカの東北部で、エジプトでは紀元前2世紀から栽培されていたと言われています。ヨーロッパではすらりとした形から、レディース・フィンガーと呼ばれて親しまれています。
日本には幕末に入ってきましたが、ヌメヌメした食感と青臭さが好まれなかったようで、普及し始めたのは1960年代です。始めは嫌われ者でしたが、今では健康野菜の人気者です。
調理と食べ方
食物繊維、カルシウム、鉄、カロチン、ビタミンA・B1・Cが含まれているので
栄養価の高い食べ物です。
ヘタには苦みがあるので、切り落とします。
塩で表皮をこすり水洗いをすると色も鮮やかになり、うぶ毛が取れます。
ヌメリを生かすならさっとゆで、取り除くならじっくりと煮込みます。
下ゆでしてから、和え物、酢の物、炒め物、サラダなどに利用します。
乾燥と5℃以下の低温に弱いので、ポリ袋に入れ野菜室に保存します。
健康効果
オクラのぬめり、食物繊維(ガラクタン、アラバン、ペクチン)
・・・整腸作用、コレステロールを減らす。
ペクチン・・・血糖値の急上昇を抑え、糖尿病を予防。
レタスと前じる・・・便秘に。
ヨモギ、しょうがと煎じる・・・下痢止めに。
よいオクラの選び方
緑色が濃く、切り口の新しいもの。
うぶ毛が均一で、びっしりときれりにおおっているもの。
さやの角がやわらかくはっきりしているもの。
角が茶色いものは、育ちすぎか、鮮度が悪い。
大きすぎると、若くて、味が落ちる。