野菜と果物

れんこん

れんこんは、はすの地下茎で、原産地は中国説とエジプト説があり、鎌倉時代に日本に渡来したといわれています。
水の中で栽培し、旬の冬季に水の下の泥の中から地下茎を掘り出します。
縁起のよい食べ物として、お正月やお祝いの料理に使われています。
調理と食べ方
  • 一般的な食べ方として、煮物、酢の物、てんぷら、きんぴら、ちらし寿司などがあります。
  • れんこんは、力を入れて切ると割れたり切り口が汚くなりますから、包丁の先で押し出すように力を入れずに切ります。
  • 切り口が変色しやすいため、切ったものから酢水にさらし、ゆでるときも酢を少々入れると白くきれいに仕上がります。
  • 加熱し過ぎると糊化して歯応えが失われますから注意しましょう。
健康効果
  • 胃腸病、高脂血症、かぜ、高血圧の予防に効果があります。
  • ビタミンCの含有量はレモンの3分の2もあり、細胞同士をつなくコラーゲンの生成を促し、ガン予防の効果があります。
  • 不溶性の食物繊維も豊富で、血圧を正常に保ち、便通をよくし、体内のよくない物を排出する効果があります。
  • 切り口が黒ずむのはあく成分にタンニンが含まれているためで、消炎・止血作用があるため、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、鼻血などに有効です。
  • 絞り汁は、のどの渇き、膀胱炎による血尿や排尿時の痛みに有効です。
よいれんこんの選び方
  • 筋と筋との間が長く、きれいな円筒形をしているもの。
  • 表面につやがあり、ふっくらとしていて太いもの。
  • 切売りのものは、切り口が新しく、肉厚のもの。
  • 穴が小さく、内側の白いもの。