野菜と果物

りんご

リンゴはアジア西部からヨーロッパ南東部が原産地で、4000年前から栽培されていたと言われます。そのまま食べても効果がありますが、皮のまますりおろしてドライイースト菌を混ぜて常温発酵させますと効果がより増大します。解毒作用が強いので食中毒の防止に有効です。
調理と食べ方
  • ポリ袋に入れて冷蔵庫に入れると、新鮮さが保てます。
  • 切ったりんごの表面に薄い食塩水やレモン水を付けると褐変の防止になります。
健康効果
  • リンゴ酸、クエン酸による咳止めやむかつきを防ぐ。
  • 植物繊維のペクチンによる便秘を解消(排便促進)、乳酸菌を増殖(整腸作用)。
  • カリウムによる高血圧を予防。
  • ポリフェノールによる活性酸素を除去(赤血球の保護)、老化の予防とガン抑制。抗酸化作用。
  • 大腸がんを予防
    最近の研究では、りんごに含まれるアップルペクチンの投与により、大腸がんの発生及び肝臓への転移が抑制されることが確認されている。
よいりんごの選び方
  • 中くらいで、皮に傷がなく、張りとつやがあって重量感のあるもの。
  • 尻まで色づいていて、なるべく枝の切り口が新しいもの。
  • 指で軽くたたくと締まった音がするもの。
りんごいろいろ
  • つがる
    パリッとした歯ごたえと豊富な果汁。甘みも強い人気品種。8月下旬ころから出回る。
  • ジョナゴールド
    鮮やかな紅色が特徴。甘味と酸味のバランスがほどよい。出回り時期は10月中旬から。
  • 王林
    ゴールデンデリシャスとインドリンゴの交配種で、淡緑黄色。収穫は10月から。歯ざわり、香りがいい。
  • むつ
    果汁が多く、さっぱりとした味。果実は堅くしまっている。果皮はピンク色がかった赤色。収穫は10月から。
  • ふじ
    わが国における生産量の5割以上を占める代表品種。甘味が強い上に香りも高く歯ごたえがある。収穫は10月下旬から。低温貯蔵により、翌年7月まで流通している。