野菜と果物

しゅんぎく

地中海沿岸地方が原産地で、1500年頃中国経由で渡来しました。東アジア地域では食用にしてますが、ヨーロッパでは観賞用に栽培されています。春に花を咲かせるため、この名前が付けられたといわれています。
調理と食べ方
一般的には、ごま和え、白和え、鍋物の具として食べていますが、かき揚げに
しても独特の風味が楽しめます。
新鮮なものはサラダにしてもよいでしょう。
おひたしや和え物にする時は、さっとゆでて冷水にとり、色止めをします。
水にさらし過ぎるとビタミンを失いますから注意します。
保存は、さっと洗って袋に入れ、茎を下にして冷蔵庫の野菜室に入れましょう。
長期保存は、ゆでてから冷凍庫に入れましょう。
健康効果
カロチン、ビタミンCが多いのでガン予防や肌荒れに効果があります。
特有の香りは、自律神経に作用し胃腸の働きをよくします。
たんを切り咳を静める効果があります。
絞り汁を飲むと、高血圧によるのぼせをとり、血圧を下げる効果があります。
打撲、捻挫、しもやけにも有効で、患部に絞り汁のシップをします。
おできには、葉をすりつぶして貼るとよいでしょう。
陰干しにした葉を入浴剤に使うと、からだが温まり、肩こり、神経痛に効果が
あります。
よいしゅんぎくの選び方
軽く握った時に弾力のあるものが食べごろ。
極端に柔らかい物は傷んでいる可能性があるので注意。
固くても室温で放置しておけば数日で食べごろになる。