野菜と果物

たけのこ

たけのこを食用にしているのは中国と日本で、一般的に売られているたけのこはほとんどが孟宗竹です。日本には1700年代に入ってきました。それ以前には、淡竹や真竹の若芽を山菜として食べていました。
若芽は食用にされますが、竹の葉や茎は漢方薬として利用されています。
たけのこの皮には防腐効果があるので、おむすびを包むのに適しています。
カリウムが多量に含まれているので、体内の余分な塩分を排泄します。
また、えぐみの元になるシュウ酸は結石の原因になるので、結石症の人は控えた方が良いでしょう。
調理と食べ方
若芽といっしょに煮るわかたけ煮や木の芽和え、やわらかい先端部分を使った
たけのこご飯、やわらかい皮(姫皮)のお吸い物も良いでしょう。
時間がたつほどえぐみが増しますから、入手したらすぐにゆでましょう。
ゆでる時はぬか又は唐辛子を入れると、うまみを残してアクだけ抜けます。
薄味で調理した方が風味を生かせますが、えぐみの強いものには濃いめの
味付けが良いでしょう。
保存は、ゆで汁ごと密閉容器に入れて冷蔵庫に。
健康効果
カリウム・・・高血圧に効果。
植物繊維・・・便秘、大腸ガンの予防、コレストロールの抑制。
よいたけのこの選び方
皮に光沢があり、適度に湿り気のあるもの。
ずんぐりしていて太め、短く重いもの。
切り口がみずみずしいもの。
根元に赤い斑点のないもの。