野菜と果物

とうもろこし

原産地は南アメリカのアンデス山麓。アメリカインディアンの主要作物でした。
1579年にポルトガル船で長崎に伝えられました。その後、北海道開発の際に、アメリカから栽培しやすく味のよい品種が導入されて国内でも食べられるようになりました。
調理と食べ方
  • 収穫してから時間がたつと栄養がどんどん失われて、1日で半減します。
  • 皮は調理の直前にむき、なるべく早く食べるようにします。
  • 胚芽部分に栄養が集中しているため実をとるときは手でむしるとよいでしょう。
  • 甘みを生かすならスープに、かき揚げ、炒め物、グラタン、サラダに向きます。
  • 栄養の劣化が早く生での保存は向かないので、ゆでてからラップをし、冷蔵か冷凍をして保存しましょう。
健康効果
  • 食物繊維が多いため便秘に効果がありますが、種実の表皮が固いため消化が悪い面があります。
  • 胚芽部分には、ビタミンB1、B2、E、リノール酸が含まれているので動脈硬化の予防効果があります。
  • 受粉前の雌しべの長い花柱には、利尿、止血、血圧の降圧効果があり、煎じて飲むと急性腎炎や妊娠中のむくみにも効果があります。
  • 芯にも同様の効果があります。
  • 根や葉にも利尿作用があり、膀胱結石の治療などに用いられています。
よいとうもろこしの選び方
  • 鮮やかな緑色の皮つきのものを選ぶ。
  • 実がびっしりとついて、粒がそろっているもの。
  • 押してみてへこむくらいのもの。
  • ひげが褐色のもの。