野菜と果物

やまのいも

やまといもとも呼ばれ、さといもとともに古くから日本で栽培されてきました。
形状が円筒形のながいも、先端が扇状に広がるいちょういも、球状のやまといもなどが市場に出回っております。山野に自生するじねんじょ、葉の付け根にできるむかごもあります。
調理と食べ方
  • むぎとろややまかけが一般的な食べ方です。
  • おろしたものをお好み焼きに加えるとふんわりと焼けます。
  • せんぎりにしたり、たたいたものを和え物にしてもよく、おろしたものを海苔で巻いて揚げたり、うす甘く煮付けてもよいでしょう。
  • とろろ汁にするときは、だし汁を40〜50℃程度に冷ましてから加えます。
  • あくが強くて変色しやすいために、皮をむいたらすぐに酢水に漬けましょう。
  • 加熱すると消化酵素の働きが弱まります。
  • 保存は、新聞紙に巻いて冷暗所に。すりおろしたものは冷凍保存します。
健康効果
  • 消化吸収がよく栄養も豊富、ぬめりが滋養強壮に有効です。でん粉分解酵素のアミラーゼの含有量が大根の3倍もあります。ぬめりは食物繊維と同じ働きがあり、継続して食べると、夏ばて、スタミナ低下、胃弱、腸のトラブルなどの虚弱体質の改善や病後の回復食に適しています。
  • 漢方では、強請・強壮薬として使われています。
よいやまのいもの選び方
  • 表皮に張りがあって、傷のないもの。
  • 茶色く変色していないもの。
  • ずんぐりとしていて重いもの。
  • 切売りのものは、切り口の白いもの。