農薬情報>土壌病害虫薬剤


特長
■種類名:カーバム剤
■有効成分:カーバム・・・50.0%
■性状:淡黄色澄明水溶性液体
■毒性:普通物
供試生物 急性経口毒性(LD50mg/kg) 急性経皮毒性(LD50mg/kg)
ラット
706
744
>628
>628
マウス
424
402

供試生物 TLm値(ppm)
コイ 60(48時間)
30(72時間)
ミジンコ >80(3時間)
>80(6時間)
注)TLm値は有効成分換算値で表示
■有効年限:3年
■包装:500ml×20本 ダンボール箱、10L ポリ缶、20L ポリ缶
■作用機構分類
IRAC 8F[カーバム]
HRAC Z(26)[カーバム]
NCSは、1964年に東京有機化学工業(株)により開発、登録されたジチオカーバーメート系の化合物で、土壌中の病原菌、害虫、線虫及び雑草種子など広範囲に効果を示す土壌総合処理剤です。
本剤はすでにたばこ、花卉類等非食用分野で広く実用されていますが、食用作物への登録に向けて平成元年より(社)日本植物防疫協会及び(財)日本植物調節剤研究協会を通じて委託試験を実施してきました。その結果、各試験で高い評価を頂き、平成12年4月28日付けでキャベツ、はくさい、きゅうり、すいか、こんにゃく、だいこん、ねぎ、たまねぎの8作物に適用が拡大されました。
  • カーバムは、土壌中で化学変化をおこしてガス化し拡散することにより、土壌病原菌、センチュウ、雑草又は雑草の種子の生体活性点と結合して、殺菌・殺虫・除草効果を発揮します。
  • 水溶性液剤なので使用しやすく、ジョウロや灌水チューブなどの処理が可能です。
  • 専用散布機をトラクターに装着すると、散布と土壌混和を同時に行なうことができます。
  • オゾン層破壊の心配が無く、臭化メチルの代替剤として使用できます。
上手な使い方

NCSは土壌中で速やかに分解し、主にメチルイソチオシアネ−ト(MITC)となり、このガスが土壌中に拡散し生物体のSH基などと結合して、強力な殺菌、殺虫、殺線虫、除草効果を発揮します。NCSの効果は、土壌の種類・地温・水分に大きく左右されますので、これらの要素を十分チェックした上で作業体系を組むことが大切です。NCSの効果を十分に発揮させ、また薬害を回避するためにも、以下の手順で畑の土壌の状態を診断し、適切な処理方法を確認して下さい。

  • 作物により、散布全面処理(土壌混和)、散布表面処理、灌水チューブ処理、点注処理など、様々な処理方法が選択できます。
  • 土壌の種類、土壌水分、地温(15〜30℃が適温)に注意を払って、処理を行なってください。
  • 土壌くん蒸後は、ガス抜きを十分に行なってから植え付け又は播種してください。
  • クロルピクリンと接触すると、化学反応により発熱して危険ですので、混用はしないでください。使用した散布器具等は、よく洗浄してください。
  1. 土の種類を診断しましょう。
    現状は
    水田または転換畑 ←--------------------------------→
    目で見て 目で見て 目で見て 目で見て 目で見て
    間違いなく粘土 たぶん粘土 1/3以下が砂 1/3〜2/3が砂 ほとんど砂
    手で揉んで 手で揉んで 手で揉んで 手で揉んで 手で揉んで
    粘土細工ができる ひもができる 太いひもができるが曲げると折れる ひもにできない 固まらない
    土性は 土性は 土性は 土性は 土性は
    埴土(重粘土) 埴壌土 壌土 砂壌土 砂土
    診断は 診断は 診断は 診断は
    使えません 条件1により使えます 通常の使用法でNCSが使えます 条件2により使えます
    条件1: 埴壌土の畑で使用する際の注意事項
    土壌水分が適量範囲であること。
    ロータリー耕起を通常より丁寧に行い、十分に砕土すること。
    ガス抜きを十分に行うこと。
    ガス抜き期間:通常7〜10日を20日以上にする。
    ガス抜き回数:通常1回を2回以上にする。
    条件2: 砂土の畑で使用する際の注意事項
    秋処理、翌春植付に限り使用できる。
    土性とMITC生成量】・・・NCSのガス化は土性により異なります。
  2. 地温をチェックしましょう。
    地温は 地温は 地温は 地温は
    10℃以下 10〜15℃ 15〜30度 30度以上
    低温 低温 適温 高温
    診断は 診断は 診断は 診断は
    使えません 条件1により使えます 通常の使用法でNCSが使えます 条件2により使えます
    条件1: 被覆期間2週間以上
    ガス抜き期間1ヶ月以上
    ガス抜き耕起2回以上
    条件2: 迅速にビニール被覆を行う。
    地温とMITC生成量】・・・NCSは地温が高いほどガス化しやすくなります。
  3. 最適な水分量を見つけましょう。
    手触りは 手触りは 手触りは
    びしょびしょ 手で軽く握って崩れない程度 からからまたは固まり
    トラクターによるロータリー耕起 トラクターによるロータリー耕起 トラクターによるロータリー耕起
    耕起困難またはトラクター進入困難 通常の作業が可能 土煙が多い砕土が困難
    水分量は 水分量は 水分量は
    水分過多 水分適量 乾燥
    診断は 診断は 診断は
    適量水分になるまで乾くのを待つ 通常の使用法でNCSが使えます 降雨を待って適量水分とする
    土壌水分とMITC生成量】・・・
    NCSは水分が多いと、ガス化しにくくなります。特に処理直後のMITC生成量は土壌水分によって異なります。
使用のポイント
試験成績
キャベツ・根こぶ病の試験成績
はくさい・根こぶ病の試験成績
きゅうり・ネコブセンチュウの試験成績
すいか・ネコブセンチュウの試験成績
だいこん・ネグサレセンチュウの試験成績
ねぎ(苗床)に対する除草効果
試験年度 試験場所 施用方法 被覆 除草期間 薬害 判定 効果のある雑草名
平成1年 鳥取園試 散布混和 55日 A メヒシバ、オヒシバ、カヤツリグサ、スベリヒユ、イヌビユ
55日 B
平成1年 京都農総研 散布混和 77日 A カヤツリグサ、スベリヒユ、ハコベ、メヒシバ、イヌビユ、イヌガラシ
潅注 65日 A
散布混和 55日 B
平成1年 埼玉園試 散布混和 100日 A タネツケバナ、スベリヒユ、スズメノカタビラ、メヒシバ、ミミナグサ
平成2年 千葉農試 散布混和 40日 有* B メヒシバ、ニワホコリ、ハルジオン、スベリヒユ、ツメクサ
平成2年 京都農総研 散布混和 70日 A メヒシバ、ハコベ、スカシタゴボウ、スベリヒユ、カタサブロウ
平成2年 埼玉園試 散布混和 100日 A ノボロギク、ノミノフスマ、メヒシバ、スベリヒユ、スズメノカタビラ
平成3年 千葉農試 散布混和 60日 A メヒシバ、ニワホコリ、ザクロソウ、スベリヒユ、ハコベ
*生育遅延:対照のC油剤も同様な薬害有り
たまねぎ(苗床)に対する除草効果
試験年度 試験場所 施用方法 被覆 除草期間 薬害 判定 効果のある雑草名
平成1年 佐賀農試 散布混和 90日 A ホトケノザ、ナズナ、スズメノテッポウ、スベリヒユ
平成1年 兵庫淡路農技セ 散布混和 50日 A ナズナ、ヒメジオン、アレチノギク、メヒシバ
ジョロ表層 50日 A
平成1年 和歌山農試 散布混和 60日 A ナズナ、ハコベ、イヌビエ、メヒシバ
ジョロ表層 60日 A
平成2年 和歌山農試 散布混和 60日 A メヒシバ、スズメノテッポウ、イヌビエ、カヤツリグサ、ナズナ、スベリヒユ
ジョロ表層 60日 A
平成2年 兵庫淡路農技セ 散布混和 50日 A スズメノカタビラ、イヌビエ、ナズナ、トキワハゼ
平成2年 佐賀農試 散布混和 90日 A ホトケノザ、ナズナ、スベリヒユ、スズメノテッポウ
ジョロ表層 90日 A
適用作物と使用方法
作物名 適用病害虫 / 雑草 使用量 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 適用場所 くん蒸時間 カーバムを含む農薬の総使用回数
キャベツ 根こぶ病 原液として30L/10a (散布全面処理)原液を水で3倍に希釈して、土壌全面に均一に散布し直ちに土壌混和して、ビニール等で7〜10日間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後に植付をする。 植付14日前まで 1回 1回
バーティシリウム萎凋病 (散布全面処理<無被覆>)無被覆の場合、原液を水で3倍に希釈して、土壌全面に均一に散布し直ちに土壌混和をして、7〜10日後にガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後に植付をする。
(散布全面処理)原液を水で3倍に希釈して、土壌全面に均一に散布し直ちに土壌混和して、ビニール等で7〜10日間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後に植付をする。
だいこん ネグサレセンチュウ (散布全面処理<無被覆>)無被覆の場合、原液を水で3倍に希釈して、土壌全面に均一に散布し直ちに土壌混和をして、7〜10日後にガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後には種をする。 は種14日前まで
(散布全面処理)原液を水で3倍に希釈して、土壌全面に均一に散布し直ちに土壌混和して、ビニール等で7〜10日間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後には種をする。
はくさい 黄化病 (散布全面処理)原液を水で3倍に希釈して、土壌全面に均一に散布し直ちに土壌混和して、ビニール等で7〜10日間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後に植付をする。 植付14日前まで
根こぶ病
きゅうり ネコブセンチュウ (灌水チューブ法)予め灌水チューブを設置し、ビニール等で被覆する。原液30Lを水と共に10aあたり水量が3000L(100倍希釈)になるように灌水注入して、7〜10日間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後に植付又はは種をする。
(散布全面処理)原液を水で3倍に希釈して、土壌全面に均一に散布し直ちに土壌混和して、ビニール等で7〜10日間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後に植付をする。
すいか ネコブセンチュウ (灌水チューブ法)予め灌水チューブを設置し、ビニール等で被覆する。原液30Lを水と共に10aあたり水量が3000L(100倍希釈)になるように灌水注入して、7〜10日間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後に植付又はは種をする。
(散布全面処理)原液を水で3倍に希釈して、土壌全面に均一に散布し直ちに土壌混和して、ビニール等で7〜10日間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後に植付をする。
トマト 青枯病 (散布全面処理)原液を水で3倍に希釈して、土壌全面に均一に散布し直ちに土壌混和して、ビニール等で7〜10日間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後に植付をする。
褐色根腐病 (灌水チューブ法)予め灌水チューブを設置し、ビニール等で被覆する。原液30Lを水と共に10aあたり水量が3000L(100倍希釈)になるように灌水注入して、7〜10日間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後に植付又はは種をする。
いちご 萎黄病 (灌水チューブ法)予め灌水チューブを設置し、ビニール等で被覆する。原液30Lを水と共に10aあたり水量が3000L(100倍希釈)になるように灌水注入して、7〜10日間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後に植付又はは種をする。
たまねぎ(秋播露地栽培苗床) 畑地一年生雑草 (散布表面処理)原液を水で30倍に希釈して、ジョウロ等で土壌表面に均一に散布して、ビニール等で1〜2週間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後には種する。 は種30日前まで
(散布全面処理)原液を水で3倍に希釈して、土壌全面に均一に散布し直ちに土壌混和して、ビニール等で1〜2週間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後には種をする。
ほうれんそう 萎凋病 (灌水チューブ法)予め灌水チューブを設置し、ビニール等で被覆する。原液30Lを水と共に10aあたり水量が3000L(100倍希釈)になるように灌水注入して、7〜10日間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後に植付又はは種をする。 は種14日前まで
ねぎ(春播露地栽培苗床) 畑地一年生雑草 (散布表面処理)原液を水で30倍に希釈して、ジョウロ等で土壌表面に均一に散布して、ビニール等で1〜2週間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後には種する。
(散布全面処理)原液を水で3倍に希釈して、土壌全面に均一に散布し直ちに土壌混和して、ビニール等で1〜2週間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後には種をする。
わけぎ(春播露地栽培苗床) 畑地一年生雑草 (散布表面処理)原液を水で30倍に希釈して、ジョウロ等で土壌表面に均一に散布して、ビニール等で1〜2週間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後には種する。
(散布全面処理)原液を水で3倍に希釈して、土壌全面に均一に散布し直ちに土壌混和して、ビニール等で1〜2週間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後には種をする。
あさつき(春播露地栽培苗床) 畑地一年生雑草 (散布表面処理)原液を水で30倍に希釈して、ジョウロ等で土壌表面に均一に散布して、ビニール等で1〜2週間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後には種する。
(散布全面処理)原液を水で3倍に希釈して、土壌全面に均一に散布し直ちに土壌混和して、ビニール等で1〜2週間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後には種をする。
果樹類 白紋羽病 原液3〜5ml/1穴 耕起整地後30cm間隔の千鳥状に深さ約15〜50cmの穴をあけて薬液を注入し、ビニール等で7〜10日間被覆する。 植付前
紫紋羽病
花き 苗立枯病 耕起整地後30cm間隔の千鳥状に深さ約15cmの穴をあけて薬液を注入し、ビニール等で7〜10日間被覆する。
カーネーション ニセナミハダニ 原液1ml/m³ (ハウス内くん蒸)所定量をハウス内通路に均一に滴下し、処理後4〜6日間密閉する。 栽培終了後
きく 立枯病 原液として30L/10a 原液を水で3倍に希釈して、ジョウロ等で均一に灌注後土壌混和し、ビニール等で7〜10日間被覆する。 植付前
ネグサレセンチュウ 原液3〜5ml/1穴 耕起整地後30cm間隔の千鳥状に深さ約15cmの穴をあけて薬液を注入し、ビニール等で7〜10日間被覆する。
フリージア 菌核病 原液5ml/1穴 耕起整地後30cm間隔の千鳥状に深さ約15cmの穴をあけて薬液を注入し、ビニール等で7〜10日間被覆する。
りんどう 褐色根腐病 原液として30L/10a (散布全面処理)原液を水で3倍に希釈して、土壌耕耘時に土壌全面に均一に散布し、直ちに土壌混和して、ビニール等で7〜10日間被覆する。
あかまつ 立枯病 原液3ml/1穴又は2倍液5ml/1穴 耕起整地後30cm間隔の千鳥状に深さ約15cmの穴をあけて薬液を注入し、ビニール等で7〜10日間被覆する。
いぬまき(伐倒木) ケブカトラカミキリ 被覆内容積1m³あたり原液0.5L 加害された伐倒木を配置し本剤を散布し、直ちにビニール等で密閉し、くん蒸する。 - 貯木場、林内空地 14日以上
被覆内容積1m³あたり原液1.0L 貯木場、林内空地 7日間以上
しいのき(枯損木) カシノナガキクイムシ 1樹あたり{胸高直径(cm)}×{原液12〜18ml} 千鳥状に開けた穴に規定量の原液を注入し、くん蒸する。 成虫羽化脱出前 林地 14日以上
被覆内容積1m³あたり原液1.0L 加害された枯損木を配置し本剤を散布し、直ちにビニール等で密閉し、くん蒸する。 - 林地 14日以上
すぎ 立枯病 原液3ml/1穴又は2倍液5ml/1穴 耕起整地後30cm間隔の千鳥状に深さ約15cmの穴をあけて薬液を注入し、ビニール等で7〜10日間被覆する。 植付前
ネグサレセンチュウ
すぎ(伐倒木) スギカミキリ 被覆内容積1m³あたり原液0.5〜1.0L 加害された伐倒木を配置し本剤を散布し、直ちにビニール等で密閉し、くん蒸する。 - 貯木場、林内空地 14日以上
すぎ(は種床) 畑地一年生雑草 原液3〜5ml/1穴 耕起整地後30cm間隔の千鳥状に深さ約15cmの穴をあけて薬液を注入し、ビニール等で10〜15日間被覆する。 は種前
多年生雑草
せんりょう 立枯病 原液2〜3ml/1穴 耕起整地後30cm間隔の千鳥状に深さ約15cmの穴をあけて薬液を注入し覆土鎮圧する。 植付30日前
なら(枯損木) カシノナガキクイムシ 1樹あたり{胸高直径(cm)}×{原液12〜18ml} 千鳥状に開けた穴に規定量の原液を注入し、くん蒸する。 成虫羽化脱出前 林地 14日以上
被覆内容積1m³あたり原液1.0L 加害された枯損木を配置し本剤を散布し、直ちにビニール等で密閉し、くん蒸する。 - 林地 14日以上
まつ(伐倒木) マツノマダラカミキリ幼虫 被覆内容積1m³あたり原液1.0L 加害された伐倒木を配置し本剤を散布し、直ちにビニール等で密閉し、くん蒸する。 - 貯木場、林内空地 7日間以上
被覆内容積1m³あたり原液0.5L 14日以上
マツノザイセンチュウ 被覆内容積1m³あたり原液1.0L 7日間以上
被覆内容積1m³あたり原液0.5L 14日以上
かし(枯損木) カシノナガキクイムシ 1樹あたり{胸高直径(cm)}×{原液12〜18ml} 千鳥状に開けた穴に規定量の原液を注入し、くん蒸する。 成虫羽化脱出前 林地 14日以上
被覆内容積1m³あたり原液1.0L 加害された枯損木を配置し本剤を散布し、直ちにビニール等で密閉し、くん蒸する。 - 林地 14日以上
芝(目土用土消毒) 畑地一年生雑草 目土用土1m³あたり30倍液6L ジョウロ等で均一に灌注し、ビニール等で7〜10日間被覆する。 目土用土作成時
多年生雑草
こんにゃく 根腐病 原液として30L/10a (散布全面処理)原液を水で3倍に希釈して、土壌全面に均一に散布し直ちに土壌混和して、ビニール等で7〜10日間被覆した後ガス抜きを行い、ガス抜き7〜10日後に植付をする。 植付30日前まで
白紋羽病 原液3〜5ml/1穴 耕起整地後30cm間隔の千鳥状に深さ約15〜50cmの穴をあけて薬液を注入し、ビニール等で7〜10日間被覆する。 植付前
紫紋羽病
白紋羽病
紫紋羽病
たばこ 疫病 原液3〜5ml/1穴 耕起整地後30cm間隔の千鳥状に深さ約15cmの穴をあけて薬液を注入し、ビニール等で7〜10日間被覆する。 植付前
原液として20、30L/10a (散布全面処理)原液を水で2〜4倍に希釈して、土壌耕耘時に土壌全面に均一に散布し、直ちに土壌混和する。 春期秋期耕耘時(但し、作付けの30日以上前)
黒根病 原液として20、30L/10a (散布全面処理)原液を水で2〜4倍に希釈して、土壌耕耘時に土壌全面に均一に散布し、直ちに土壌混和する。 春期秋期耕耘時(但し、作付けの30日以上前)
立枯病 原液3〜5ml/1穴 耕起整地後30cm間隔の千鳥状に深さ約15cmの穴をあけて薬液を注入し、ビニール等で7〜10日間被覆する。 植付前
原液として30L/10a (散布全面処理)原液を水で2〜4倍に希釈して、土壌耕耘時に土壌全面に均一に散布し、直ちに土壌混和する。 春期秋期耕耘時(但し、作付けの30日以上前)
ネコブセンチュウ 原液として15L/10a (畦土壌全面処理)原液を水で3倍に希釈して、土壌耕耘時に土壌全面に均一に散布し、直ちに土壌混和後、成畦被覆する。 春期耕耘時(但し、作付けの30日以上前)
使用上の注意
効果・薬害などの注意
  • 他剤との混用は避けてください。なお、クロルピクリンが僅かでも混入すると化学反応により発熱し危険ですので、消毒に用いる器具は良く洗浄してから使用してください。
  • 注入による土壌消毒を行う場合は次のことを守ってください。
    • 本剤の処理は地温15℃以上で行ってください。
    • 降雨直後や水分過多の土壌では効果が劣るので使用を避けてください。
    • 粘土質土壌や大きな土塊が残っている場合は効果が劣ることがあるので、土壌を細かく砕いてから処理してください。
    • 薬液を注入したらポリエチレンフィルム、むしろなどで7〜10日間被覆してください。
    • 消毒が終了したら被覆をとり除き耕起し、7〜10日間放置してガス抜きを行ってから播種又は定植をしてください。
    • 地温の低い時期に使用する場合は被覆期間及びガス抜き期間を長くしてください。
  • 灌水チューブ法を用いて土壌消毒を行なう場合は次のことを守ってください。
    • 薬剤を均等に処理するために水圧、灌水チューブの種類及び長さなどを選択してください。
    • 本剤の希釈液が灌水チューブのつなぎ目などから漏れないように水圧、接続などを注意してください。
    • 処理期間中のハウス等は閉めておくことが望ましいですが、精密器具などがある場合は天窓などを開け故障しないよう注意してください。
  • ねぎ、たまねぎに対する散布表面処理の場合は次のことを守ってください。
    • 地温の低い時は、くん蒸期間やガス抜き期間を長くしてください。
    • 本剤を容器からジョウロに移す時、薬液の跳ねなどに注意してください。
  • 果樹類、茶及び桑に使用する場合は、被害株を抜き取った跡地に本剤を注入してください。本剤処理7〜10 日後に被覆を除去して耕起し、翌春に植え付けを行ってください。
  • たばこに対する散布全面処理の場合は次のことを守ってください。
    • 処理に際し、大きな土塊が残っていると効果が劣ることがあるので、土壌を細かく砕いてから処理してください。
    • 処理は、トラクター耕耘時にロータリーの直前に散布し、直ちに耕耘し土壌混和してください。
    • 処理後30日以上の期間を空けてから播種又は定植してください。
  • 芝の目土用土消毒の場合は、ビニールなどを敷いてその上に用土を約30pの高さに積みジョウロなどで薬液を灌注してください。必要な場合は、その上にさらに30pの用土を積み同様の処理をくり返してください。処理後直ちに用土全体をビニールなどで被覆し、7〜10日間おいてください。その後被覆をとり耕起してガス抜きを行い、7〜10日以上おいてから用土として使用してください。
  • 本剤の芝に対する使用は、目土中に含まれる雑草の種子や塊茎を殺すものであるので、誤って芝生の除草剤として直接散布することのない様に注意してください。
  • 果樹類、茶、桑に使用する場合は、被害株を抜き取った跡地に本剤を注入してください。本剤処理7〜10日後に被覆を除去して耕起し、翌春に植付けをしてください。
  • 散布機などのノズルに目詰まりをおこす場合があるので、開栓後は速やかに使い切ってください。
  • 本剤使用後の器具は十分水洗いしてください。
  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使い切ってください。散布器具及び容器の洗浄水などは河川などに流さないでください。また、空容器は環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
安全使用・保管上の注意
  • 誤飲などの無いよう注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けてください。
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
  • 本剤は皮膚に対して刺激性があるので、皮膚に付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
  • 土壌くん蒸処理の際は、吸収缶(活性炭入り)付き防護マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用してください。また被覆作業時及びシート除去の際にも、吸収缶(活性炭入り)付き防護マスクを着用してください。作業後は直ちに身体を洗い流し、うがいをするとともに衣服を交換してください。
  • 灌水装置の取扱いの際には、農薬用マスク、不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用するとともに保護クリームを使用してください。作業後は直ちに身体を洗い流し、うがいをするとともに衣服を交換してください。
  • ハウス内で使用する場合、薬剤処理中はハウス内に入らないでください。また薬剤処理終了後は、十分換気した後に入室してください。
  • 作業時に着用していた衣服などは他のものとは分けて洗濯してください。
  • かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物などとの接触を避けてください。
  • 夏期高温時の使用を避けてください。
  • 作業に際してはガスに暴露しないよう風向きなどを十分考慮してください。
  • 住宅周辺での使用に当っては、ガスによる危被害の発生防止に十分配慮してください。
  • 水産動植物(魚類、藻類)に影響を及ぼす恐れがあるので、河川、養殖池などに飛散、流入しないように注意して使用してください。
  • 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使い切ってください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川などに流さないでください。また、空容器は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
  • 保管
    直射日光を避け、なるべく低温な場所に密栓して保管してください。保存中の少量の析出物は効力に影響はありません。
製造・販売:ダウ・ケミカル日本(株)