農薬情報>殺菌剤


特長
種類名 シアゾファミド水和剤(ISO申請中)
有効成分 シアゾファミド・・・9.4%(w/w)[10.0%(w/v)]
性状 淡褐色水和性粘稠懸濁液体
毒性 普通物
安全性 製品安全データシート石原バイオサイエンス(株)へのリンク)
有効年限 3年
包装 (100mL×10本)×6函、500mL×20本
作用機構分類 FRAC 21(C4)[シアゾファミド]
  1. 卵菌類病害に優れた効果。
    べと・疫病など藻菌類病害とアブラナ科作物の根こぶ病に対し、卓越した高い防除効果を示します。
    ランマンフロアブルの抗菌スペクトラム
  2. 低い処理濃度で優れた病害防除効果。
    実用濃度は50〜100ppm(2000〜1000倍希釈)です。これは、既存のべと・疫病剤に比較して最も低い処理濃度であり、農薬総使用量の低減に貢献します。
    ランマンフロアブルの基本活性(ポット試験)
  3. すぐれた残効性と耐雨性。
    すぐれた残効性と耐雨性により安定した効果が期待できます。長い残効性により、作物・生育ステージによっては、10 〜 14 日間隔の散布も可能で、農薬使用回数の低減につながります。
    残効性
    耐雨性
  4. 病原菌の全ての生育ステージを低濃度で阻害。
    胞子発芽から胞子形成に至る全生育ステージを阻害し、安定した防除効果を示します。
    疫病菌のばれいしょでの生活環とランマンの作用部位
  5. 次世代菌密度低減効果(サニテーション効果)。
    予防効果主体の薬剤ですが、胞子(遊走子)のう形成阻害作用に優れ、次世代の菌密度を効率的に抑えます。その結果、未感染葉(上位葉)への病害進展を防ぎ、予防効果を超えた優れた防除効果を示します。
    サニテーション効果
  6. 既存剤と異なる新規な作用機作。
    新規な化合物グループ(シアノイミダゾール)の殺菌剤です。既存薬剤(フェニルアマイド系、ストロビルリン系)が効きにくくなった耐性菌にも優れた効果を示し、耐性菌管理に有用な薬剤です。
    作用機作
  7. 作物に対する薬害が極めて少ない。
    適用作物はもちろん、適用外の各種作物にも薬害事例はなく、極めて安全性の高い薬剤です。
    適用作物に対する高薬量薬害試験
    適用外の各種作物に対する薬害試験
  8. 果面の汚れや、果粉溶脱が少ない。
    影響が少ないとされる既存薬剤と同程度で、収穫物の品質を損ないません。
    果面の汚れおよび果粉溶脱
  9. 葉菜類にも収穫近くまで使用可能
    ほうれんそうや非結球あぶらな科葉菜類にも収穫3 日前まで使用できます。
    またフロアブル剤で2,000倍希釈で使用するため、収穫物への汚れが少ない薬剤です。
  10. 有用生物や、ワイン発酵酵母に対する影響がほとんどない。
    マルハナバチ、ミツバチなどの花粉媒介昆虫やオンシツツヤコバチ、チリカブリダニなどの天敵類にも影響はほとんどなく、総合防除(IPM)に適合した薬剤です。また、ワイン醸造への影響はありません。
    有用生物や、ワイン発酵菌に対する影響
  11. 各種の殺虫剤や殺菌剤との混用、近接散布が可能。
  12. 人畜・魚介類に対して、極めて優れた安全性。
    人畜毒性は普通物、魚毒性もA類相当と非常に安全性に優れた薬剤です。今後、多くの作物分野への適用拡大が期待されます。

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(製造・販売元 石原バイオサイエンス(株)へのリンク)

適用病害及び使用方法
作物名 適用病害虫 希釈倍数 使用方法 使用時期 本剤の使用回数 散布液量 シアゾファミドを含む農薬の総使用回数
稲(箱育苗) 苗立枯病(ピシウム菌) 1000倍 土壌灌注 は種時 1回 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり0.5L 1回
苗立枯病(ピシウム菌) 1000倍 土壌灌注 発芽後〜緑化期 1回 育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5L)1箱あたり0.5L 1回
小麦 褐色雪腐病 1000倍 散布 根雪前 3回以内 100L/10a 3回以内
褐色雪腐病 250倍 散布 【ブームスプレイヤー】 根雪前 3回以内 25L/10a 3回以内
褐色雪腐病 8倍 無人航空機による散布 根雪前 3回以内 0.8L/10a 3回以内
こんにゃく 根腐病 500〜1000倍 土壌灌注 収穫14日前まで 3回以内 3L/平方メートル 3回以内
さといも 疫病 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
ばれいしょ 疫病 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
疫病 375倍 散布 【ブームスプレイヤー】 収穫7日前まで 4回以内 25L/10a 4回以内
疫病 600倍 散布 【ブームスプレイヤー】 収穫7日前まで 4回以内 40L/10a 4回以内
疫病 32倍 無人航空機による散布 収穫7日前まで 4回以内 3.2L/10a 4回以内
かぶ 白さび病 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 4回以内(但し、は種時の灌注は1回以内、散布は3回以内)
根こぶ病 2000倍 灌注 は種時 1回 2L/平方メートル 4回以内(但し、は種時の灌注は1回以内、散布は3回以内)
べと病 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 4回以内(但し、は種時の灌注は1回以内、散布は3回以内)
しょうが 根茎腐敗病 500〜1000倍 土壌灌注 生育期(但し、収穫30日前まで) 3回以内 2〜3L/平方メートル 3回以内
根茎腐敗病 500倍 土壌灌注 生育期(但し、収穫30日前まで) 3回以内 1〜3L/平方メートル 3回以内
葉しょうが 根茎腐敗病 500〜1000倍 土壌灌注 生育期(但し、収穫3日前まで) 3回以内 3L/平方メートル 3回以内
だいこん 白さび病 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
ワッカ症 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
はつかだいこん 白さび病 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
べと病 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
ワッカ症 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
たまねぎ 白色疫病 2000倍 散布 収穫7日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
べと病 2000倍 散布 収穫7日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
葉たまねぎ べと病 2000倍 散布 収穫3日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
らっきょう 白色疫病 2000倍 散布 収穫3日前まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
ねぎ べと病 2000倍 散布 収穫3日前まで 4回以内 150〜300L/10a 4回以内
わけぎ べと病 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
あずき 茎疫病 1000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 4回以内(但し、種子への処理は1回以内、散布は3回以内)
茎疫病 原液 種子塗沫 は種前 1回 種子重量の2% 4回以内(但し、種子への処理は1回以内、散布は3回以内)
だいず 茎疫病 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 4回以内(但し、種子への処理は1回以内、散布は3回以内)
茎疫病 原液 種子塗沫 は種前 1回 種子重量の1〜2% 4回以内(但し、種子への処理は1回以内、散布は3回以内)
べと病 1000〜2000倍 散布 収穫7日前まで 3回以内 100〜300L/10a 4回以内(但し、種子への処理は1回以内、散布は3回以内)
えだまめ 茎疫病 1000〜2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 4回以内(但し、種子への処理は1回以内、散布は3回以内)
茎疫病 原液 種子塗沫 は種前 1回 種子重量の2% 4回以内(但し、種子への処理は1回以内、散布は3回以内)
べと病 1000〜2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 4回以内(但し、種子への処理は1回以内、散布は3回以内)
きゅうり べと病 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 150〜300L/10a 4回以内
ズッキーニ べと病 1000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 100〜300L/10a 4回以内
とうがん 疫病 2000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 150〜300L/10a 2回以内
にがうり 疫病 1000倍 散布 収穫前日まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
かぼちゃ 疫病 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 150〜300L/10a 3回以内
べと病 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 150〜300L/10a 3回以内
すいか 褐色腐敗病 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 150〜300L/10a 4回以内
メロン べと病 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 150〜300L/10a 4回以内
トマト 疫病 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 150〜300L/10a 4回以内
ミニトマト 疫病 1000〜2000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 150〜300L/10a 4回以内
なす 褐色腐敗病 2000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 150〜300L/10a 4回以内
ピーマン 疫病 2000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 150〜300L/10a 4回以内
とうがらし類 疫病 2000倍 散布 収穫前日まで 4回以内 150〜300L/10a 4回以内
カリフラワー 根こぶ病 500倍 灌注 定植前日〜当日 1回 セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(30×60cm、使用土壌約2.5〜7L)あたり2L 6回以内(但し、育苗期の灌注は1回以内、本圃での株元灌注は1回以内、散布は4回以内)
根こぶ病 2000倍 株元灌注 収穫14日前まで 1回 250mL/株 6回以内(但し、育苗期の灌注は1回以内、本圃での株元灌注は1回以内、散布は4回以内)
べと病 2000倍 散布 収穫3日前まで 4回以内 100〜300L/10a 6回以内(但し、育苗期の灌注は1回以内、本圃での株元灌注は1回以内、散布は4回以内)
ブロッコリー 根こぶ病 500倍 灌注 定植前日〜当日 1回 セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(30×60cm、使用土壌約2.5〜7L)あたり2L 5回以内(但し、育苗期の灌注は1回以内、本圃での株元灌注は1回以内、散布は3回以内)
根こぶ病 2000倍 株元灌注 収穫14日前まで 1回 250mL/株 5回以内(但し、育苗期の灌注は1回以内、本圃での株元灌注は1回以内、散布は3回以内)
べと病 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 5回以内(但し、育苗期の灌注は1回以内、本圃での株元灌注は1回以内、散布は3回以内)
エンサイ 白さび病 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
非結球あぶらな科葉菜類(なばな類を除く) 白さび病 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
畑わさび 白さび病 2000倍 散布 収穫7日前まで 2回以内 150〜300L/10a 2回以内
なばな類 白さび病 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 4回以内(但し、灌注は1回以内、散布は3回以内)
根こぶ病 500倍 灌注 定植前日〜当日 1回 セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(30×60cm、使用土壌約2.5〜7L)あたり2L 4回以内(但し、灌注は1回以内、散布は3回以内)
キャベツ 根こぶ病 500倍 灌注 定植前日〜当日 1回 セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(30×60cm、使用土壌約2.5〜7L)あたり2L 6回以内(但し、育苗期の灌注は1回以内、本圃での株元灌注は1回以内、散布は4回以内)
根こぶ病 2000倍 株元灌注 収穫14日前まで 1回 250mL/株 6回以内(但し、育苗期の灌注は1回以内、本圃での株元灌注は1回以内、散布は4回以内)
べと病 2000倍 散布 収穫3日前まで 4回以内 100〜300L/10a 6回以内(但し、育苗期の灌注は1回以内、本圃での株元灌注は1回以内、散布は4回以内)
ピシウム腐敗病 2000倍 散布 収穫3日前まで 4回以内 100〜300L/10a 6回以内(但し、育苗期の灌注は1回以内、本圃での株元灌注は1回以内、散布は4回以内)
はくさい 白さび病 2000倍 散布 収穫3日前まで 4回以内 100〜300L/10a 6回以内(但し、育苗期の灌注は1回以内、本圃での株元灌注は1回以内、散布は4回以内)
根こぶ病 500倍 灌注 定植前日〜当日 1回 セル成型育苗トレイ1箱またはペーパーポット1冊(30×60cm、使用土壌約2.5〜7L)あたり2L 6回以内(但し、育苗期の灌注は1回以内、本圃での株元灌注は1回以内、散布は4回以内)
根こぶ病 2000倍 株元灌注 収穫14日前まで 1回 250mL/株 6回以内(但し、育苗期の灌注は1回以内、本圃での株元灌注は1回以内、散布は4回以内)
べと病 2000倍 散布 収穫3日前まで 4回以内 100〜300L/10a 6回以内(但し、育苗期の灌注は1回以内、本圃での株元灌注は1回以内、散布は4回以内)
ピシウム腐敗病 2000倍 散布 収穫3日前まで 4回以内 100〜300L/10a 6回以内(但し、育苗期の灌注は1回以内、本圃での株元灌注は1回以内、散布は4回以内)
みつば べと病 2000倍 散布 収穫3日前まで(但し、伏せ込み栽培は伏せ込み前まで) 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
レタス べと病 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
非結球レタス べと病 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
バジル べと病 2000倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 100〜300L/10a 2回以内
おかひじき べと病 2000倍 散布 収穫3日前まで 2回以内 150〜300L/10a 2回以内
ほうれんそう べと病 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 100〜300L/10a 3回以内
いちご 疫病 500〜1000倍 株元灌注 育苗期 2回以内 50mL/株 4回以内(但し、育苗期は2回以内、定植後は2回以内)
疫病 500〜1000倍 株元灌注 生育期(但し、収穫30日前まで) 2回以内 100mL/株 4回以内(但し、育苗期は2回以内、定植後は2回以内)
わさび 白さび病 2000倍 散布 畑育苗期 2回以内 150〜300L/10a 2回以内
みょうが(花穂) 根茎腐敗病 200倍 30分間種根茎浸漬 植付前 1回 - 4回以内(但し、種根茎浸漬は1回以内、土壌灌注は3回以内)
根茎腐敗病 500倍 土壌灌注 生育期(但し、収穫3日前まで) 3回以内 3L/平方メートル 4回以内(但し、種根茎浸漬は1回以内、土壌灌注は3回以内)
みょうが(茎葉) 根茎腐敗病 200倍 30分間種根茎浸漬 植付前 1回 - 4回以内(但し、種根茎浸漬は1回以内、土壌灌注は3回以内)
根茎腐敗病 500倍 土壌灌注 みょうが(花穂)の収穫3日前まで 但し、花穂を収穫しない場合にあっては開花期終了まで 3回以内 3L/平方メートル 4回以内(但し、種根茎浸漬は1回以内、土壌灌注は3回以内)
かんきつ 褐色腐敗病 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
日本なし 疫病 2000倍 散布 収穫3日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
ぶどう べと病 1000〜2000倍 散布 収穫14日前まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
いちじく 疫病 2000倍 散布 収穫前日まで 3回以内 200〜700L/10a 3回以内
ホップ べと病 2000倍 散布 収穫14日前まで 2回以内 200〜700L/10a 2回以内


上手な使い方
  • 病害虫の初期発生源となる圃場内や周辺の雑草除去、および前作物の被害残渣や羅病株の処理を適切に行いましょう。
  • 農薬の使用に当たっては、
    1. 同系統薬剤の連用をさけ、ローテーション防除を心掛けましょう。
    2. 農薬の有効成分総使用回数を守りましょう。
  • 本剤は灰色かび病や炭疽病、うどんこ病、夏疫病、軟腐病、葉かび病、輪紋病、晩腐病、黒痘病に防除効果がありませんので、それらの病害が同時発生する場合は、これらに有効な薬剤と組み合わせて使用してください。
使用上の注意事項
効果・薬害などの注意
  1. 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
  2. 使用直前に容器をよく振ってください。
  3. 予防効果主体なので、できるだけ発病前または発病初期に散布してください。
  4. 小麦、ばれいしょに対して少量散布で使用する場合は、少量散布に適合したノズルを装着した乗用型の速度連動式地上液剤散布装置を使用してください。
  5. 根こぶ病防除に使用する場合、発病が激しい圃場では効果が劣ることがありますので、土壌処理剤と組み合わせて使用してください。
  6. キャベツに灌注処理する場合は、品種によっては初期に軽度の生育抑制がみられることがありますが、実用上に問題はありません。
  7. 本剤を使用したわさびの苗を畑地からわさび田に移植する場合には、使用した農薬がわさび田の水系に持ち込まれないよう、わさびの苗に付着した土を十分に洗い落としてください。
  8. みずかけな(水掛菜)に使用する場合は、ほ場内に水がない状態で使用してください。また、使用後14日間は入水しないでください。
  9. あずき、だいず及びえだまめの種子塗沫に使用する場合は次の注意事項を守ってください。
    • 使用前に容器をよく振ってから塗沫処理を行ってください。
    • 薬剤の使用量を守り、水等で希釈せずに使用してください。
    • 塗沫処理は播種当日または前日に行ってください。
    • 薬剤が種子に均一に付着するように処理した後、すみやかに広げて乾燥させてください。
    • 本剤を処理した種子を食用など目的外に使用しないでください。
    • 本剤処理後の播種から発芽までの時期は土壌が過湿にならないように注意してください。
  10. 無人航空機による散布に使用する場合は、次の注意事項を守ってください。
    • 散布は各散布機種の散布基準に従って実施してください。
    • 散布機種に適合した散布装置を使用してください。
    • 散布中、薬液が漏れないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行ってください。
    • 散布薬液の飛散による他の分野への影響に注意して、散布地域の選定に注意し、散布区域内の諸物件に十分留意してください。
    • 散布終了後は次の注意を守ってください。
      1. 使用後の空容器は放置せず、安全な場所に廃棄してください。
      2. 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきってください。
      3. 散布終了後、機体の散布装置は十分洗浄してください。また、薬液タンクの洗浄廃液は河川等に流さないでください。
  11. 散布器具の洗浄水および残りの薬液は河川等に流さず、容器等は環境に影響を与えないよう安全に処理してください。
  12. 使用液量は対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせて調節してください。
  13. 適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分に確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。
  14. 本剤の使用にあたっては、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は病害虫防除所等関係機関の指導を受けるようにしてください。
安全使用・保管上の注意
  1. 使用の際は不浸透性手袋などを着用してください。
  2. かぶれやすい体質の人は、取扱いに十分注意してください。
  3. 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にかからないようにしてください。
  4. 浸漬後の薬液は、河川等に流さず、水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
  5. 密栓し、直射日光をさけ、食品と区別して冷涼な所に保管してください。
販売:石原バイオサイエンス(株)